私は今、全くゆとり(私の中で、ユトリ=遊びですが)のない日々をすごしています。
でも、これが妙にキヤキヤしているのです。
と申しますのは、26日のリサイタルに向かって最後の猛ダッシュ!なのです。
なのにもわぁ〜としています。これって「班女」という役の世界に入り込んでしまったということでしょうか?
ごめんなさい。
多分、今の私は主観的にしか物事が見えていないのだと思います。
しかしその内部から全体を眺めている「目」の中での特記事項はご出演頂く、 安奈淳さんの素敵に純粋で自然な「実子さん」。
私はすでに去年の「花子」ではなくなっています。舞台は生き物、ナマモノ。
苦しくも震えるくらい楽しいお稽古の日々です。
=世阿弥=清元版は、拵え、総とっかえになる程の勢いです。
一体全体、何が私の内部に入りこみ、ひそかにそっと・・・私を変えようとしているのでしょうか?
手に触れることのできない世界にアリスのように移動中の瑞扇です。