一週間踊れなかった状態から晴れて開放され、いきなり「傀儡師」を
お稽古したら頭がくらくらしました。
いやですね?、常に踊っている方が性に合っているのでしょうか?

ところで、ここのところDVDをよく見ました。
久しぶりにビスコンティを見ると、やはり良いですね。「ベニスに死す」の美しいこと!
カットが長くても、少しも飽きない。そしてコスチュームが素晴らしい。
舞台でも映像でも衣裳は大事ですね。それと背景(装置)。
ピョンと中に飛び込めるものに出会うと本当に嬉しくなってしまいます。
ティム・バートンもそういった意味で好きな監督です。

私が舞踊を創作する場合、何に一番触発されるかと申しますと、
上質な「絵」と「小説」でしょうか?
先刻の(ピョン)ができるものってそう多くは巡り合えないのですが、
それだけに目が会ってしまったら結構一筋です。
自分が見たいものを創る。でもこれって、ご覧頂く皆様には押し付けでしょうか?
自分の好きなものとお客様の好まれるものとは必ずしも一致しませんものね。

今年10月と来年4月には、どうしても演りたいものを心に決め、
着々と準備を進めていますが、
如何でしょう、何かリクエストいただけないでしょうか?