振付け担当の松井誠さん公演(明治座)の初日を開け、昨日は坂上二郎さんが出演なさっている、
村松英子さん主催のサロン劇場「千慮の一失」を
目白の和敬塾内、旧細川邸サロンに拝見に伺いました。

と申しますのも、2006年4月14日セルリアンタワー能楽堂で開催するリサイタルに
坂上さんのご紹介で村松英子さんにご出演頂くことが決まり、関係者ツアーをいたしました。

村松さんとは以前からお仕事で親しくなさっていらっしゃるプロデュサーの北村文典さん、
脚本を提供して下さる堀越真さん、女優の羽田圭子さん、そして先月から入門なさった三堀弁護士さん。

賑々しく駆けつけました。暖炉のある風景には意味なく惹かれる私。
なんとも雰囲気溢れるサロンでした。アルフレッド・ド・ミュッセ原作、村松さん脚色の楽しい作品。
坂上さん出ていらっしゃるだけで楽しくなります。
そして永遠のお姫さまのような村松さん。
終演後のワインパーティーもお洒落でした。
私の中で次の舞台の「班女」どんどん広がってゆきます。

余談をひとつ、
たまたま早く着いてしまったのですが、受け付けの男性が右方の建物を指し、
まだ開場いたしませんのでお待合室にどうぞ、と・・・・
堀越さんとドアを押して中に入ると20人程の男子学生さんがお食事中、
外国の方も多く皆さんお行儀良く「こんばんわ」・・・学食なのです。

和敬塾というのは男子学生の僚なのですね。
「面白いところで待つのね・・」
「でもさなんか懐かしい匂いだよね・・・」
などど背もたれのない丸い木の椅子に腰掛けて、ちょっと違和感持ってすわっていると
先の男性が「お客さまお部屋が違います」と迎えに来てくれました。
端からそそっかしいことでした。
でも学生時代思い出し、ちょっとノスタルジーに浸ったひとときでした。