4月14日セルリアンタワー能楽堂において開催いたしました
朱鷺之會公演「班女 ふたり」もお蔭さまを持ちまして大盛況のうちに
終了いたしました。ご支援くださった皆様、遅い時間までお遠いところ
お出かけ下さった方々、本当に本当にありがとうございました。
今回能楽堂という特殊な会場でしたため、お席の混乱など大変ご迷惑を
おかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

ただ当の私にとりまして、これほど充実して安心して自分を表現できたことは
かつてございませんでした。

それは勿論ご覧くださった皆様のお蔭なのですが、当日に至るまで、そしてまさに
演じているその瞬間、作品創りに心血を注いで下さったプロ中のプロの方々の愛に
包まれて、私はただふわっ!とそこに存在できたことの有り難さ。

どんな場合もなにか嫌なことが耳に入るものですが、私を伸び伸び踊らせようとして、
さりげない気遣いをしてくださり進行して下さったことの素晴らしさ。
舞台(作品)創りに欠かせないのは「愛」なのですね。
これほど身にしみて感じたことはございません。
またお客様の素晴らしかったこと。
とても真摯に大切にご覧頂けましたこと、演者にとってなによりの嬉しさでした。
皆さんお洒落してまさに客席も花でした。
兎に角全て新作であった為、今後もっと素晴らしい作品にするべく努力し、再演を
重ねられるよう頑張りたいと胸に誓いを新たにいたしました。
そういうそばから今度はこれを・・・などどもう虫が騒いでおります。
頭も体も回り出さないのですが、とり急ぎお礼まで申しあげます。