1年ちょっとぶりに田谷さんにお目にかかりました。
麻布十番の画廊で展覧会(この響き、大好きです)がありました。

今回は「甦生の古布花・美羽」山口珠音(じゅね)さんとのジョイント。
まあ!新作の素敵なこと!!20号の「囚われた記憶」・・・
作品の前で想いを語り合い、あっという間に時が過ぎてしまいました。
お互い年を重ねてこそ表現できることがある・・・・年とるって嫌なことばかりじゃないのですね。
なにか抜けてゆく無機質な色気・・・・こんなことが出せたらいいな。

田谷京子さんの描く肌の、なんとも微妙な色合いには脱帽です。
10月26日に行う「班女」の再演ではまた新たな田谷さんの魅力をご紹介できることと思います。

山口さんとはお初にお目にかかりましたが、古布をデリケートに駆使したコサージュなど、
優しくて懐かしくて、ふ?と世界に引き込まれてしまいました。
そこで、簪(かんざし)をお願いしました。出来上がってくるのが楽しみです。

画廊を出ると暮れなずんだ古い町並みに、なにやら美味しそうな匂い・・・
なんだか泣きたくなりました。

時よとまれ!美の中に。