8日にセルリアンタワー能楽堂において、「瑞扇会」の 下浚い を行いました。
12日の本番通りにリハーサルをすることを「 下浚い 」といいます。
演奏家の皆様、狂言方(進行役)、後見(演技が恙無く行くよう見守る役)衣装方さん、床山さん、そしてお舞台と照明さんとをつなぐ方、出演者を誘導する方、等・・・多くの方々とも綿密な連絡をとりながら、ほぼ本番に近い形で進められました。
瑞扇会としては、能楽堂の形式は初めてですので、私自身が神経質になっている部分はありましたが、先日「場当たり」を行ったお陰か、出演者はなかなか堂にいったものでした。やはり「場数」がものをいいますね。
「ここで何歩歩いたつもり、ここで方向転換したつもり・・・」とつもりではいけません。
やはり「実体験」が必要です。私など不器用な人間は、それを何度行っても思うようにゆかないのですもの・・・
12日に最高の演技ができるよう、各々が心身の管理をして、爽やかにすごせますよう、芸の神様にお祈りするばかりです!