眼鏡がないと文庫本を読むのはシンドイのに、不思議とすんなり頭に入る時があります。しかし断然文字は大きい方が良いです‼ なので最近は持ち運びが重いと感じながら、もっぱらハードカバーです(笑)

大崇拝の倉橋由美子先生が亡くなられてから、遠ざかっていた小説の世界から、この頃では若い作家さんに魅力を感じるようになりました。辻村深月さんの「かがみの弧城」面白いです‼現実の中学生の登校拒否のお話しなのですが、問題を真摯に受け止めながら、夢ありサスペンスありでワクワクします。

恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」はピアノのコンクールという限られた世界のお話しですが、素敵な青少年がイキイキと描かれていてとても元気を貰えました。楽曲についての詳しい内容描写は、その曲を知らない者をもグングン引きこむ力があります。アッ、呉々も結果を先に読まないでくださいね。私はその曲名と名前が発表されたページを見た途端、涙が溢れました。やはりアナログの紙をめくる本が大好きです‼