新年を迎え、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
私は年末年始を福岡は博多で過ごしました。

博多座「細雪」の振付です。
とても華やかな素晴らしい作品です。何度も関わらせていただいておりますが、その都度色々なことを感じることのできる、本当に良いお芝居です。
潤色の堀越真さんの書かれた台詞が、役者さんから発せられると艶があり情緒があり、なんとも美しいのです。
大空眞弓さん、山本陽子さん、紺野美沙子さん、南野陽子さんでの四姉妹。
南野さん演じる四女「妙子=こいさん」は「雪」を舞うのですが、何度もお稽古に通われ立派でした。
機会がおありでしたら是非ご覧下さいませ。

さて東京以外では、いつもは劇場とホテルで終ってしまうのですが、今回は一週間滞在したので、お出かけできました。役者の渡辺隆さんが、
「先生、100円バス乗ったことないでしょう。これで行きましょうよ」
とまずは天神へ。大晦日の街はごったがえしていましたが、ナニカ美味しいものを、と一軒のお店に。
”ふく”も”ごま鯖”も新鮮で美味しかった!
昼間なのにちょっと飲んでしまいました。
また100円バスに乗って、キャナルシィティーに。面白い空間でした。
ホテルあり、劇団四季の劇場あり、イベント広場あり。
博多限定のお土産もの屋さんにも行って、明太マヨネーズなんか買ったりして。
ホテルのラウンジでナベちゃんと芝居や踊りについていっぱいお話して。
そこからは徒歩でホテルまで戻りました。楽しいお出かけでした。

お元日は演出の水谷先生、メイクアップアーティストの青木さん、わざわざ博多まで来てくれた門弟の健太郎さん達と「大宰府」さんに初詣。
まるで「細雪」公演に合わせてくれたように柔らかで美しい雪。
参道には大勢の善男善女。ぬれせんべい(焼き鳥のように串にささって一個売りしている)をかじりながら歩くのもまた一興。朱塗りの太鼓橋を渡り、いよいよお参り。

その破風の厳かなこと!そこに雪がうっすら積もり、この季節ならではの景色に感激でした。
ただ梅が咲いていないのが残念なこと。またその季節にどうぞ。ということでしょうか・・・
青木さんお勧めの「梅が枝もち」を食べてみると、甘味にあまり興味のない私も思わず頬のおちる優しいお味。
こんなことってめったにない体験ばかりでした。場所も人もご縁あればこそですね。

夜は勿論美味しいお酒と楽しいお話。今は博多在住の「瑞都」さんとも会うことができ充実した旅でした。
これも舞台の成功あればこそ。
ご出演の皆さま、スタッフの皆さま、どうぞお体に気をつけられて、千秋楽までお勤めください。