去年は自身が「御園座」の振付で元旦から名古屋に入っておりましたが、
本年は2月「御園座」よりお仕事始まりますので、久しぶりに家で新年を
迎えることができました。

元旦には弟一家が年始に来てくれ、楽しいひとときを過ごしました。
我が甥はすっかり大人びて、頼もしい限りです。私の部屋に入り、長年開けたことのな
いピアノの蓋を開きポツポツながら弾く曲は「冬ソナ」と「エリーゼ・・・」
音曲ってすごく不思議。なにかま?るく空気が動くのですね・・・

張りきってお料理番したせいか、疲れてぐっすり眠りました。
でも家族全員揃い、とても幸せなお元日でした。
さて明けて今日は初芝居。歌舞伎座昼公演初日を拝見しました。
まずは、
岡 鬼太郎作:筝曲連中による「鶴寿千歳」(かくじゅせんざい)
梅玉さん、時蔵さんによる美しい雌雄の鶴の舞いです。

今井豊茂 作:常磐津連中による「夕霧名残の正月」(ゆうぎりなごりのしょうがつ)
藤屋伊左衛門:坂田藤十郎さん 扇屋夕霧の中村雀右衛門さん 
本物の「紙子」を着ての伊左衛門、死して49日に現れる美しき夕霧、
狂言中での口上も華やかでした。
そして、「奥州安達原」竹本連中による舞踊「万才」。
そしてご存知「曽根崎心中」藤十郎さんのお初、翫雀さんの徳兵衛。

盛り沢山の演目でずっしり満足のお舞台でした。繰り返し演じられる「古典」といわれる作品。
みなさん、どれほどなさっているのでしょう。伝承、継承、多大な時間がかけられ、練って練って
そしてまだ研究され続けられる世界。これが伝統芸能の使命かもしれません。
吉右衛門さん、橋之助さん、華ある存在。とにかく楽しい年の初めでした!