先日、羽田圭子さんにご招待を受けて、十八代目中村勘三郎襲名披露公演夜の部を拝見しました。
まあ歌舞伎座に着くまでの順立ても、なかなかでしたよ。
その日は朝から歌舞伎座モード。まずこしらえからです。私は江戸小紋の作家さんの作品の着物に、京都高台寺さんのおひざもとのお店の市松模様の 疋田 (ひった)の帯、圭子さんは(たっぱがあるので)大きな矢羽根の 一腰 に、黒の江戸友禅の帯。
お芝居を楽しむにピッタリの心意気で参りました。
兎に角お見事!隙間のないお座席でした。
豪華な顔ぶれの「盛綱陣屋」子供の死は、芝居といえども辛いな?。
「保名」は絵的に美しく、仁左衛門さんのデリカシーがちりばめられていました。
たて三味線の秀二郎さんのピアニッシモが秀逸でした。
で、「鰯売恋曳網」大好きな三島由紀夫さん作の新作(といっても昭和29年のもの)です。
玉三郎さんの洒落た美しさ・・ここで羽田圭子さんがにわかに活気付き、ここの座席にパワーが漲りました。だって圭子さん、玉三郎さんの大、大ファンなのですもの!
新勘三郎さんのセンスはバツグンですね。古典はしっかり継承、そして新しいものは何でも・・・・・!
ここからがもっと凄いぞ!を見せてください!!