大和屋さんの第4回「たけのこ会」を拝見しました。
十代目 坂東三津五郎さんのご挨拶にもあるように、日頃は歌舞伎を側面から
支えている方々がそれぞれ大曲に挑戦しての、古風な演目の並ぶ興味深いものでした。
皆さん役者さんの踊りで大変楽しく、特に振り落としやせり上がりなど、あたかも人形が動き
出すような演出は歌舞伎ならではのもので、私も経験することながら演じる方も見る方も
ワクワクするものです。

私はどうしても女形さんの演技に見入ってしまうのですが、中村京蔵さんはとても貴重な方ですね・・・
こういう方がレクチャーして下されば、これからの若手舞踊家や女優は色々なことを学べるでしょう。
私も中村千弥さんに紅を作って頂いたリ、舞妓の帯を貸して頂いたり、とてもお世話になっています。
お待ちかねの三津五郎丈は、常磐津「三つ面子守」。
気持ち良いおどりっぷり!
本来「踊る」とはこういうことか・・・と思わせるお舞台でした。

そして翌日、日本舞踊協会の創作「吉原」を拝見。
群舞の醍醐味はやはり協会ならでは。プロローグで主要人物を手際良く紹介してゆく演出も分かり易く、
吉原という特殊な世界で、人々が変遷してゆく様がよく浮彫りにされていました。
こちらは創作舞踊の面白さが鏤められているのですが、言葉を封じられての役作りの大変さが
私達舞踊家にとっての大きな課題だということを考えさせられました。 

「踊る」ということ、まず楽しくなくてはいけないのですね。
ひたすら自分を追い込む私もやっぱり自分を楽しんでいるのです。