「瑞扇会」より

2005年6月19日(日曜日)

気を付けて見れば

カテゴリー: - 瑞扇 @ 22時05分45秒

どびさしが落ちてしまって補修してもらったついでに、玄関先の植物を整理してもらい、
今はずいぶんスッキリしています。
植物はデリケートなので、場所を移すと枯れてしまうかも知れないと心配したのですが、
薔薇も小さいながら美しい花を次々に咲かせ、毎朝窓を開けるのが楽しみです。
猫の額程の地べたなのですが、よ?く見ると様々なものが息をしていることが感じられます。
子供の頃の夢想の場所は、まず一番が「森」でした。そこには妖精が住んでいると思っていましたから・・・
想像してみてください。この都会の真中で、すぐそこを大勢の人が行き来する所、わずかな土の上、
やつでやオリーブや真紅の薔薇や、蘭の葉陰に、人の顔を持って背中に羽根を付けた妖精がいた時の事を。
よくよく見れば、それはてんとう虫だったり、蟻だったり・・・・
土ってそんな不思議な力を持っているのですね。
何が起こってもおかしくない今の世の中、自分をとりまく環境がどのようになろうとも、
たった一枝からでも森を感じられる人間でいたいと思う昨今です。


2005年6月15日(水曜日)

倉橋由美子先生の死を悼む

カテゴリー: - 瑞扇 @ 23時46分17秒

6月4日付けの東京新聞に、倉橋先生のことをしゃべらせて頂きました。
当然その少し以前に、取材の旨お話し頂いた訳ですが、内容としては、2000年のことですし、
今思えば「何故今?」なのですが、昨日新聞紙面にて先生のご逝去を存じあげ、
身震いする程の衝撃を受けました。

昨日一日は、日常の生活の瞬間にも、フト立ち止まり、「死」という現実を受け入れようにも、
受け入れ難く、涙する思いでした。

とにかく大好きでした。理屈抜きに敬愛しておりました。
高校生の時に「聖少女」と出会い、痺れるような感動を覚え、以後気になって仕方のない
作家さんでした。後年、弟が先生のご主人の熊谷先生とお仕事をご一緒させて頂いたご縁で、
私が熱烈なファンであることを伝えることができ、それ以降、素晴らしいお付き合いをさせて
頂きました。
先生のご病気についても勿論存じ上げておりましたし、ご心中お察しいたしておりましたが、
「死」については全く、思い及ばぬことでございました。

余りにあまりに早い旅立ちでいらっしゃいました。

ずぼらな私が何故、思い立って本の整理をしたのでしょうか。貧しい本棚ではありますが
前面に倉橋作品が並ぶ様子は、ちょっと見事です。しかもそのほとんどが、先生からお贈り
頂いた、サイン入りのものです。
先生のお作は直接脳に響いてくる詩であり、音楽であり、私を夢の別世界に連れて行って
くれる、まさに宝なのです。またその想いをこめた記事が何故今、新聞に取り上げて頂いた
のでしょうか。その取材にあたり、画家の杉山先生とも久しぶりに語らい、7月1日から
催される杉山先生の個展でも、ご一緒のお仕事させて頂いた作品のVTRを会場に流しましょうね・・
と語ったばかりでした。2000年の初頭、先生のお作に想を頂き、舞踊化させて頂きまして、
その折、国立劇場の楽屋にわざわざお尋ね頂いたお姿が、お目にかからせて頂いた最後となり
ました。お嬢様がコーディネイトして下さったという、素敵なごファッションでした。
昨日は、先生との思い出の場面がフラッシュバックして、その数々があまりに煌いていて
涙をこらえる時を過ごしました。先生のお作の中で「イモタル人間」という、死なないキャラクター
があるのですが、どんなにかそれを願ったことでしょう。私にとって現存する魅力と魔力を併せ持った
芸術家の死を、どう受け止めてよいのか、ただただ戸惑うばかりの私です。

参考

夢ステージ ジャンルを超えて(西川瑞扇) : 東京新聞 名流 (2005年6月4日)


2005年6月9日(木曜日)

夜の銀座

カテゴリー: - 瑞扇 @ 17時17分18秒

久々に夜の銀座を歩いてみますと、風鈴売り屋さんなどいて、すっかり
遊びモードになってしまいました。
ただ新しいショップのオープンに何故、なんだか分からないような
外人の男性が群れているのでしょうか・・・
街も日々様変わりしているのですね。

案外早く家に帰るとサッカーの対北朝鮮戦をやっていて、後半戦に見入って
しまいました。前回のワールドカップの時に俄かファンになって、今回もテレビの
前で興奮してしまいました。
シュートの瞬間の心地良さ、なんとも言い難いですね!

そう言えば前回、丁度その頃イタリア・ドイツ公演で、ローマでの公演を終え
ローマ料理のお店にご招待いただいたのですが、そこで「デルピエロ」選手が仲間と
ガールフレンドを交えてお誕生日パーティーをしていたのです。
(センターにいるとてもカッコ良い男性がデルピエロだということは、帰国してから
当時サッカー少年だった甥に聞いて分かったのですが・・・)

こちらは着物姿がゾロリといたので、ちょっと見られたりして楽しかったです。
その後、土産話しをしている時、
春先生の曰く「ローマでトッティーニに会ったのよね」
「パスタじゃないんですから、トッティですよ。それに彼だけはそこにいませんでしたよ?」
誰ですか、間違ったこと教えた人・・・・



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