「瑞扇会」より

2005年4月30日(土曜日)

はっちゃんとトコちゃん

カテゴリー: - 瑞扇 @ 21時35分53秒

我が家から徒歩3分のところに恵比寿ガーデンプレイスがあります。
昔は(開発からもう10年経ちます)ビール会社で、高い塀が張り巡らされた
なんとも暗いイメージだったのですが、今は緑も美しく育ち散歩やお買い物をする
だけで遠くに行かなくても気分転換できるのが、なによりもお気に入りなのです。
散歩するのは人間だけでなく色々なわんこがお洒落して「わ?かわいい?」という
言葉に「ふふん・・」と尻尾をぴん!と立てて歩いて行く様子を見るのもまた楽しみ
の一つです。

先日は、白地に背中と目のまわりが黒いウサギが跳ね遊んでいるのです。
わんにゃんを見馴れている目にはとても新鮮で、思わず抱かせてもらいました。
鼻はぴくぴくしているのですが、怖がりもせずその温かくてふんわりした抱き心地の
良さが優しい気持ちにしてくれました。

私、動物は好きなのですが飼うのは苦手のような気がしてます。
そう言えば、A型の人間は動物より、植物の方が向いているとか・・・・
で、ぬいぐるみは結構買ってしまいます。

そんな私でも仲良しのわんちゃんがいて、家の前を通るとけたたましく吠えながらも
思いっきり尻尾を振ってじっと目を見たまま手を噛むのです。
それが可愛くて仕方ありません。彼の名前は「はっちゃん」柴犬です。
かと思うと信号を渡ったところの家に住んでいる猫のトコちゃんは始めて会った時に、
可愛さ余って顔を撫で回したせいか、すっかり嫌われてしまい母には擦り寄って行くのに
私が声をかけるとくるっと踵を返しお尻を向けるのです。

そんな時心の中で「猫じゃなくて、むじなじゃない・・・」と言っている自分はまだまだ
修行が足りてないと・・・。
命あるもの皆、相性ってあるのですね。   


2005年4月27日(水曜日)

襲名

カテゴリー: - 瑞扇 @ 22時59分13秒

3月に引き続き、18世中村勘三郎丈の襲名公演、夜の部を拝見しました。
千秋楽でもあり本当に大盛況でした。
歌舞伎を楽しむ時、「幕見」の場合は4階まで階段を上がらなくてはならないので
身軽な服装に限りますが、良いお席の時は=特に襲名公演では=「鏑木清方」の
絵のようにお洒落して行きたいものです。

私自身が舞台に立っている時、客席が華やかですととても嬉しいので、
観客として劇場に行く場合には、華やいだ雰囲気になるよう心がけるようにしています。
先月もそうでしたが、またまた興奮してしまいました。
「毛抜」の団十郎丈は、何とも大きな存在でたっぷりした演技にこちらも豊かな気持ち
になってしまいます。
「口上」は一種独特の魅力を持ち、まずこの番組から売れてしまうというのも頷けます。
なぜワクワクするのでしょうね・・・

そして、お待ちかね「籠釣瓶花街酔醒」、吉原仲之町のぱーっと派手な幕開きは、
これから起こる悲劇を思うと桜の色も切なく映ります。
勘三郎丈は誰でも言う通り本当に先代にそっくりなのですが、
見せ場の(あいそづかし)の場になる頃は、完全に「佐野次郎左衛門」になりきり、
素晴らしい演技でした。元々才能があるところに、色々な作品に挑戦されることで、
大きくなられたのでしょうね。
玉三郎丈の八ッ橋の美しさは言うに及ばずでした。

舞台がはねてからお話しがしたくて、新物好きの春先生と私は、大澤社長をお誘いして
(なかなか手に入りにくいチケットを取って頂きました)
東京プリンスホテルパークタワーのラウンジで、軽くお酒を頂きながら余韻にひたりました。     


2005年4月24日(日曜日)

アグネスホテル

カテゴリー: - 瑞扇 @ 15時25分19秒

東京に居ながら、なかなかご縁のない土地もあるもので、興味を持ちな
がら行けなかった所をやっと訪れました、「神楽坂」。
とはいってもそこのとあるホテルです。

と申しますのは、私を30年以上に渡り励まし続け援護射撃をして下さっている
Kご夫妻の一人お嬢ちゃんがご結婚なさり、神楽坂にあるアグネスホテルでの
御式とご披露宴にお招き頂いたのです。
まあそれは爽やかなカップルで、赤ちゃんの頃から知っているサトちゃんが、
なんて美しいお嫁さんになられたことでしょう!
全体が白と緑の濃淡でコーディネイトされて若いセンスにあふれ、しかもシック。
全て二人で企画なさったと聞いて感動してしまいました。
ホテルもフランスのプチホテル風でとってもお洒落でした。
最早、私の公演の「受けつけの顔」となって頂いてなくてはならないKご夫妻ですが
そのお仕事振りが、正確かつソフト。前に出るのが大の苦手とおっしゃるのですが
存在がセンスの良さで際立つ・・・・・
まさにそれはサトちゃんに受け継がれた「血」なのだと、感心してしまいました。
昼間からスッキリまったりのワイン、フレンチを頂きながら新カップルをながめつつ
ご機嫌の一日でした。
 


2005年4月20日(水曜日)

古都にて

カテゴリー: - 瑞扇 @ 20時42分25秒

私は恵比寿生まれの恵比寿育ち。
母方の祖父は、いなっこい江戸っ子でした。
ですから、なんのかんの言っても落ち着くのは都会なのかも知れません。
だからこそ、他の土地に魅力を感じるのでしょう。
お仕事でも、お陰様で色々なところへ行かせて頂きました。
特に海外公演は本当に素敵でした。

「朱鷺之會」では、フランス、イタリア、ドイツと国際交流基金の
助成を頂き、自主公演を行い大変ではありましたが、心に残る忘れられない
体験となりました。
古都というのはどこの国でも歴史があり、時が移っても色褪せない美しさがありますね。
パリ、ローマ、・・・・その景色の中にいつも一緒に居て下さる
恵美子ちゃんは、おばあちゃま、ママちゃん(そう呼ばせて頂いています)
と三代に渡って応援して下さっています。
ご主人が理解ある方なので、いつも一人で文字通り飛んで来てくださるのです。
ローマでは達者なイタリア語でお買い物してもらったり、ふらりと
入ったお店でピザやワイン(これが重要)を注文してもらったりと、
まあすっかり頼ってしまいました。

そして去年の秋、京都南座に出演の最中も勿論訪ねてくださいました。
老舗でも、新たに見つけた面白いお店でもゆっくりお話しできたのが、
少々ホームシックになっていた私には、とても嬉しいことでした。
本当に「古都」というと恵美子ちゃん・・・なのです。


2005年4月17日(日曜日)

ピョン

カテゴリー: - 瑞扇 @ 15時11分48秒

 一週間踊れなかった状態から晴れて開放され、いきなり「傀儡師」を
お稽古したら頭がくらくらしました。
いやですね?、常に踊っている方が性に合っているのでしょうか?

ところで、ここのところDVDをよく見ました。
久しぶりにビスコンティを見ると、やはり良いですね。「ベニスに死す」の美しいこと!
カットが長くても、少しも飽きない。そしてコスチュームが素晴らしい。
舞台でも映像でも衣裳は大事ですね。それと背景(装置)。
ピョンと中に飛び込めるものに出会うと本当に嬉しくなってしまいます。
ティム・バートンもそういった意味で好きな監督です。

私が舞踊を創作する場合、何に一番触発されるかと申しますと、
上質な「絵」と「小説」でしょうか?
先刻の(ピョン)ができるものってそう多くは巡り合えないのですが、
それだけに目が会ってしまったら結構一筋です。
自分が見たいものを創る。でもこれって、ご覧頂く皆様には押し付けでしょうか?
自分の好きなものとお客様の好まれるものとは必ずしも一致しませんものね。

今年10月と来年4月には、どうしても演りたいものを心に決め、
着々と準備を進めていますが、
如何でしょう、何かリクエストいただけないでしょうか?


2005年4月12日(火曜日)

セントラルアパート

カテゴリー: - 瑞扇 @ 14時23分27秒

 昔は日本で一番、パリのシャンゼリゼ通りに似ていると言われた
表参道にセントラルアパートと呼ばれたマンションがあったこと
記憶していらっしゃる方も多いと思います。
ず?と昔、子供の頃毎週通っていたことを思い出しました。
唐突ではないのです。
と言いますのは、先日当時「NET」=今のテレビ朝日で教育番組を
作っていらした、宮川先生より合唱の演奏会のご案内を頂きました。
「三年生の理科」というナマ番組で、私も毎週収録に通っていました。
そのリハーサルが、セントラルアパートであったと記憶しています。
今の原宿とは大違いで、駅のホームも夜になると人影もまばらで
なんとも淋しい所でした。ですから必ず母が迎えにきてくれました。
お仕事もとても楽しかったのですが、子供心に嬉しかったのは、
(今のロケ弁と違い)出来たての洋食をお食事に出して下さったことです。
他愛ないですね・・・・

宮川先生には、本当に多くのことを教えて頂き、進路のことでも
相談にのって頂きました。そして現在まで、私の舞台を見守って下さり、
必ず慈愛にあふれる感想を直筆のお手紙で下さるのです。
特にパリ公演の時には、パリ在住の入江氏をご紹介頂き、大変お世話になりました。
先生はご自身で曰く「近頃は音楽のために時間を使うことが多く」なられたようで、
5月21日に東京オペラシティのリサイタルホールで
「合唱団コーロ・オルラッチ」第28回定期演奏会に出演されます。
楽しみです!


2005年4月11日(月曜日)

カテゴリー: - 瑞扇 @ 18時52分44秒

 鬼の霍乱で、一週間程安静にしています。
この時こそ、憧れていた「猫的生活」をしようと、外の美しい桜にも目をくれず
家でごろごろしてはみたものの、ひなたぼっこも一時間と持たず、
結局DVDを見たり、本を読んだりして過ごしています。
神経も休めなくてはと、お仕事もせず本当にのんびりしているのですが、
夕べ久しぶりに「金縛り」にあいました。
いくら叫んでも声がでず、でも、うなされてはいたのでしょう。
自分の内部の声で目が覚めました。やはり不安があったのでしょうか?
お忙しい皆様、たまには猫になって何もせず、ゆったりしてください。
思いっきり伸びをして、飽きてしまったらまるまって眠ってみてはいかがでしょう。


2005年4月7日(木曜日)

友達III

カテゴリー: - 管理人 @ 20時45分39秒

突然、小学校の仲良しさんだった道子ちゃんのお母様から
お電話頂き、びっくりしました。でも不思議とお声を聞いた瞬間、
もしかして?と思いました。もう何十年もお目にかかっておりませんのに・・・
道子ちゃん、りっちゃんと私まゆ美ちゃんと三人で、学校の行事の時には
よく全校生徒の前で歌わされたものでした。
卒業後なかなか会えないのですが、私の舞台はほとんど観てくださっています。
今年こそ!と言いつつ1年はアッという間に過ぎてしまい、
残念で仕方ありません。

会い損なってしまっている幼い頃の友達はもう一人。
今もスチュワーデスとして活躍している、恭子ちゃん。
小学校の5年生の頃だったと思いますが、映画のロケで板橋の小学校に
何日間か通っていた時、親しくなり以後文通のお付き合いをしていたのです。
お互い忙しいので「会いたいね?、呑みたいね?」と言って今だ実現していません。
でも先日の瑞扇会には、来てくださり楽屋を訪ねて下さったのです。
懐かしくって、嬉しかった!


2005年4月5日(火曜日)

ママ

カテゴリー: - 瑞扇 @ 19時52分09秒

今だに「ママ」と呼んでいるんです。でも時々「あーちゃん」と
言ったりしています。
これは、祖母のことを母が幼少の頃こう呼んでいたと聞いたもので・・・・
で、家の母、結構面白いのです。今も夕食を終えて、
「なにか美味しいものが食べたい」と言うので、「プリンがあるわよ」と
言いましたところ、そういうものじゃナイのよね・・・
みたいな事言うので「じゃ、ホテル行って買ってくるわ」と言いましたら、
(家の場合、最短のホテルは、ウエスティンです)
「いいわよ、だってあなたそこ行ったら帰って来ないじゃない」・・・
これです。当たっているだけにウッ!と詰ってしまいました。

ちなみに、母とお買い物に行っても、ちょっとTSUTAYA行って
来るというと、決まって先に帰るというのです。道ひとつ超えるのが面
倒だからと言うのですが、一度ビデオ選びに夢中になり母を待たせていることを
忘れてしまったことがあるので、母はそれを思い出したのでしょうね。
こう語ると何かすご?く平和ですよね。でもこんな私にも苦労はあるのです。
そのお話しは今度たっぷりと!


2005年4月3日(日曜日)

友達II

カテゴリー: - 管理人 @ 22時37分29秒

公園の桜もやっと花開き、いよいよ本格的な春!ですね。
さて高校生になって、楽しい友がいっぱいできましたが、
今も交流があるのは弘美さんと美和ちゃん。

 弘美さんとは、短大も一緒でした。幸せな奥様でありながら、
昔と変わらないところは、芸術家であるということ・・・・
本当になにをやっても才能を発揮できるので、羨ましい限りです。
特に今は、能面創りに励んでいるようです。
先日も展覧会で繊細な「小面」を発表し、
いつかは私の創作舞踊で遣わしてね・・・・と頼んできました。
その他には、織物が素晴らしくもう何枚も織って頂いてます。
今回の作品は、小千谷の絹糸=白をベースに輝くばかりのプラチナを配した=を平織りにしたもの。
ドレスや、ちょっと格のある着物に羽織るにはもってこいの逸品です。
やはり国産の糸によるものはクオリティーが高いですね。形の有るものを作る彼女と、
無形の世界を創る私ですが、何かを表出することに喜びを見出すことは、
共通点なのかも知れません。

 美和ちゃんも幸せな奥様。ご主人の転勤に伴って、色々な土地での生活の経験者です。
それはとても素敵なことだと思います。結婚したら、絶対一緒にいるべきですもの。
なかなか会えなかったのですが、最近は近郊に落ち着かれ、
私の公演には必ずいらして下さいます。

不思議と懐かしい友とは多くを語らなくても、「あの頃」に戻れるのですね。
楽しい高校生活でした。駅から学校までの桜並木が、本物の青春、若い
恋の象徴でした。
 今思うと頭でっかちの幼い少女でした。「生涯青春!」なんて、思ってはいるけれど、
青の色合いが少しずつ違ってきていますよね。ゆるやかに時が過ぎていた
あの頃を一緒に生きた友達が、今も綺麗で幸せでいてくれること、
大きな励みなのです。


2005年4月1日(金曜日)

我が父

カテゴリー: - 瑞扇 @ 21時44分20秒

ここのところ不調だった父ですが、J先生のお薦めもあり、
検査入院をさせて頂きましたところ、腸のポリープを二つ取って頂き、
すっかり元気になって帰って参りました。
ご心配頂きました皆様、ありがとうございました。人の身体の内部は本当にどう
なっているか良く分かりません。父も胸苦しいと訴えていたのですが、
(確かに、年なりの動脈硬化はあるとしても)色々検査した結果腸に原因がありました。
身体の不調に関しては、しつこく追求すること、お薦めします。
なんといっても、自分が一番よく分かるのですから。

ところで、家の両親、今日が50?回目の結婚記念日です。
嘘のようなホントの日です。だいたいエープリルフールに結婚なんてするから、
私のような(明治生まれの祖父に言わせると、「ポンチ絵」か!)娘が生まれて
しまったのですよ・・・・ちなみに弟はまともな結婚生活を営んでいます。
まあ私のポンチ絵コンテは、おいおいに公開いたしましょう。
しかし我が父、ちょっと恥ずかしかったです。何故って、胃と腸の検査をするのに、
半日なにも食べられないことによる空腹に耐え切れず、不機嫌極まりないのです。
思えば以前、カテーテル検査の時もそうで、担当の看護師さんに
「ねぇ、長谷部さん食べるの好きなんだ?」と言われてしまいましたっけ。
私、よく「天然」と言われるのですが、これは正に父譲り、血は争えませんね。
私の天然度につきましてもまあ追々に・・・・  



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